【料理】ふきのとうの万能オイル漬け
まだまだ朝が寒いなあ、と倒れてしまった水仙の花を助けに行こうと庭に出たら、ふきのとうが芽を出しているのに気がついた。あぶない、さくさくと霜柱を踏んでいくのが楽しくて、うっかりと潰してしまうところだった!
そう、この庭の一角に蕗が群生しているところがあり、去年はふきのとうに気づかないまま見つけた時にはすっかり花が開ききり「薹が立った」状態だった。なんと悔しかったことか…その後、初夏の草取りボランティアで来てくれた友達に茂った蕗を収穫して持ち帰っていただいた。
その蕗で作った韓国風きんぴらのレシピ(料理ブログ最初の一品!)はこちら
その雪辱を晴らすため、今年は水仙が教えてくれたのだ。こんなスボらなほったらかしの庭に立派に育ったふきのとうよ、ありがとう。
ケチで食いしん坊の私はこの青々とした爽やかな苦味をいろんな料理で楽しみたいから今年はネットで知った「オイル漬け」を試してみることにした。
ふきのとうは水で洗って汚れを落としたら、ぐらぐらと煮立てた湯に軽く塩を入れたところで湯がく。ふきのとうの大きさにもよるが1分以上やると柔らかくなりすぎてしまうので慎重に。湯に淡い緑がふわっと広がったらざるに上げ、すぐに冷水で色止めをする。あらかた熱が取れたらぎゅーっと絞ってざく切りにし、塩少々まぶしオリーブオイルで漬けておく。
極々シンプルなものだが、これが一番風味を閉じ込めて置くのに良い方法ではなかろうか。そのままご飯のお供に、冷奴の薬味に。オリーブオイルで漬けているからチーズとの相性も良く、ピザやリゾット、ふきのとうのパスタ。混ぜご飯、餃子の具、ふきのとうのお稲荷さん、もちろんふきのとう味噌にも転用可能。
また、これを脱気して冷凍しておくと一年中使えるのが素晴らしい。土から顔を出しかけているふきのとうに「大きく育てよ〜ふふふ…」と心の中で声をかける日課がしばらく続きそう。