【片付け】ここから1/5くらいに物を減らすのだ
旦那の赴任について行く形で過ごした半年間の氷見での生活が終わり、一昨日引っ越してきた。
当初から期間限定だったので、最低限のものを揃えて工夫しながら「ちょっとキャンプみたいだな」と思って暮らしていた。…と言っても、アウトドア生活に馴染みがないから、本当のキャンプだったらもっともっと簡素な道具の中で頭を捻りながら過ごすんだろうね。
氷見からの引っ越しは、会社のワゴン車に荷物を詰め詰めにして陸路で行った。事務所で使っていたもので半分が占められており、自分たちの使っていたものは残り半分のスペースに。子どもたちが小学校低学年の時に売ってしまって、うちには車がない。必要な時はレンタカーを借りるという生活だったし、そんなに長距離を車で移動することは今まで殆どしたことがなかった。翌日、ちょっとおしりが痛かったよ笑
用事を済ますために氷見から金沢へ行き、そこから新潟、長野、群馬、埼玉…と上り、都心には入らずに八王子を圏央道で通って茅ヶ崎方面へ。日本海、連なる山、岩が見えてるところ、平地、急に車の数も多くなって圧迫感が出てきたところで首都圏に入ったことを知り…よーく見ると色々と変化がある。景色の移り変わりを眺めながら綺麗に能登半島のふもとから日本列島を横断した。
氷見に行く前に、e-bikeだったら何日もかけて日本列島を横断できるかな?などと考え、自転車に詳しい友人に全力で止められた。「よくそんな高校生みたいなことを言うな」と、息子さんが自転車レーサーである友人にも呆れられた。電車で何往復もして、車で帰ってきたら「そりゃ無理だったなぁ笑」とわかった。なにしろ北陸へ至る2つの道のりには巨大な連山が存在してるのだ。
北鎌倉について荷物を下ろし、とりあえずはMちゃんがこの前まで使っていた和室に段ボールを積んだ。ここも来月には「ミニ和室イベント」が始まる。一旦は置くけれども、早く空っぽにしたい。
ふと思いついて、向こうでとりあえず揃えたあれこれを並べた。半年しか使ってないし、これが一気に手に入ったら一人暮らしをスタートする人にも便利だよねえ…と思い、昨年のもの減らし時にやった、ジモティに「一人暮らしとりあえずこれでOKセット」とタイトル付けて掲載してみた。そうしたら3分後に引き取り手が決まった。転売目的の人なのかもしれないけど、捨てずに利用してくれて車で引き取りに来てくれるのならむしろありがたい。
実際は磯子から40代くらいのご夫婦が取りに来てくれた。ほんとにお子さんの一人暮らしのために使うみたい。良かった。
氷見で物が少ない生活をしてみたら、思いのほか快適だった。この「いい感じ」の感覚をしばらく体験すると、より具体的に「どんな風に生活したいか」が見えてきて、すごくラッキーだったなと思う。
そして、どんな風に暮らしたいか?は、ものすごくパーソナルなことだからどれが正解…と言うことは無く、細かく個人の感覚に依存する。
●片付け、掃除がきらい
●来客が多い
●ごはんはたまに、そこそここだわり持って作る
●猫2匹と暮らしてる
●急に同居家族の人数が減った
●あちこち動き回りたい
●服は縫って着る
●夫婦それぞれ全く違う趣味、行動パターン
●今住んでいる賃貸物件を更新せずに小さい所に移ろうと思っている
…などなどの条件を考えると自分たちにとって必須なものを残し、今ここでいわばここまでの人生の断捨離をするのが、今後を軽やかに過ごせるポイントかなと思っている。
40代の終わり頃、ぼんやりと「50代に入ったら物を半分に減らしたいな」と思っていた。昨年、引っ越しをする事になって、図らずもそれを達成する事にはなった。でもその時はかなりの痛みを伴った。自分にとっては様々な思い出との決別という意味もあったんだろう。実はだいぶ涙しながら向かい合った。
でもいざ別の形で生活してみると、まだその先があったということ。これからも色々ありそーだな笑
今の目安は1年半でここからさらに1/5に減。和室でフリマや、素材の譲渡会とかもやろうかな。ちょっと楽しい形でね。色々考えてます。