絵ってなんなんだろう
ガラスペンで、相変わらず絵を書いている。最近では色があったら良いなと思うこともあって、ソフトパステルやコラージュを合わせて描くこともある。
友達に「毎日描くんやで」と言われたから、愚直に100日はやってみようと思って続けている。毎日やると決めたから、出来の良し悪しなんて考えない。ネタもふと思い立ったもの、目についたものばかり。でもネットに発信し続けることで気づくことが多く、最初の一言を投げかけてくれた友だちには大変感謝している。
今日は78日目。もう終盤に差し掛かってきたが手応えがあまりなく、物足りなさを感じているので100日越えても続けようかと思っている。実際ちっとも大変ではないし、根性出してバット振り、やってる感を感じているわけでもない。絵を描くのが楽しくて!というのでもなく、どちらかと言うとプチ修行に近いのかもしれないけどそんなストイックでもないし。別の友達が「呼吸のよう」と言ったのが近いのかもしれないなー。ガラスのペンを握ってスケッチブックに向かう時間を無理やり作るのが結構気分いいのかも。
今年は珍しい年周りの中秋の名月だとのことで、今日は月を描いてみた。画材の使い方が分からないので、YouTube先生に教わって描いている。調べてみれば同じ構図で月の描き方を親切にも教えてくれている人がいるのだけれども、どんなに真似をしたからといっても不思議なことに絵というのはその人の個性が出てしまうものなんだなというのに今更ながら気づいた。
適当にやってみても、線にはそれぞれ味というものが如実に出るし、色を同じように塗っても、パステルを擦る指は全員違っていてその人の体温やら人間的なものが滲んでしまう。
絵ってなんなんだろうか。
見てくれた人からのコメントはとても嬉しい。そうでなくても直接話したりした時にもらえる感想も嬉しい。思いも寄らない解釈や、たいしたことないと感じているものがとても良いと言われたり、本当にわからない。
絵ってなんなんだ。
そんな、哲学的な考えもふわっとよぎりつつ、またなるべく出たとこ勝負で一枚描いてみる。しばらく続けようかな。やっぱり楽しいのかな。