懐かしい路地を歩きながら

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リースやお飾りに使える水引のしっかりした綯い方と、美しくきっちり結ぶえだまきの方法を水引作家の友人に伝授してもらった。

見よう見まねでやるのとは、やはり違うもので、きっちりと縄状になった水引の束を見て、色々とイメージがわいてきた。

ちょっと横着かもしれないけれど、せっかくシルバーでまとめたので、クリスマスまでの間も玄関に着けられるような装飾にした。お正月にはまた別の雰囲気にしてみようと思う。

お昼に、大塚の古くからのお豆腐屋さんがやっている御膳を食べたのだけど、1品1品、丁寧に作られたお惣菜が本当に美味しかった。コロナが理由ではないけれど、聞けばこの12日に閉店してしまうという。こういった店はなかなか他に代わりがない。残念・・・。

友人とは息子同士が、野球の仲間だったのでごはんを食べながら、久方ぶりに男子親のトークも思う存分できた。息子たちは別のチームに所属していたのだけれど、6年生の時に区の企画で同じチームになり、韓国へいった。結構、あの頃は仕事も忙しかったけれど、思い切って私も写真班のような形で途中から合流した。区のチームは確か解散まで半年くらい、そして韓国に行ったのなんてほんの数日のこと。でも、今でもお世話になった現地の家族とまだ繋がりがあったり、このように母同士が交流できたり、と本当にありがたい。やれる時にはなんでも思い切ってやるのがいい。

その後、裏道を通りながら巣鴨へ。

都電に乗って来た母と合流してお地蔵さまへお参りし、行きつけの仏具屋さんでお線香を買った。そして母が自分の母校を見たいというので、歩きながらまた大塚に戻った。

様変わりしたとは言え、まだまだ地域に馴染んだ古き良き店が残る街。

お年寄りが外出を制限されることについては状況もあるし、ご意見も色々だろうと思う。でも、家から出れずにどんどん体力も気力も失われてしまうのならば、様々なことに気を遣いながら食べたいと思うものを食べに行って、見たいものを見に行ったらいいと思う。

私たちの親世代の残り少ない人生に、生きると言うことの意味を問われている。