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ショップ開業日記:人から何て褒められるのが嬉しい?

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11/20のオンラインショップ開業に向けて、色々アクション中。

私の家には物を手作りするのが好きなDNAがあるようで、祖母、母、娘、叔母たちも色々と忙しい日常の中で手を動かしてきた家系だ。それは昔、当たり前の日常だったかもしれないけど、得意不得意は当然あっただろうから、苦手な人は苦労したのではないかな。

もしかすると、今よりも「私はこれが苦手だから、あなたお願い」って、近所の人や友達に頼れたのかもしれないな。そういう意味では、現代は家族も小さいユニットになり、一人が抱えなければならない「と思われる」ことが増えた。手作りが得意な人は「すごいね」とか「いいね」って言われる。実際は、そういうのを出来る人がキラキラして見えるというのも、幻想の一つだと思うのだけれども。

何にもできない、自分には才能はないと思っていても、実際には人には必ず外に表現できる「何か」があるんだと思っている。それを表現できないのには、何か「癖」があるんだとも思う。人と比べる癖、自分に蓋をする癖、そして「やらない」という居心地のいい今にとどまる癖。

私にもそれはある。誰にでも少なからずあると思う。でも、今取り組みながら思うのは「とにかく、何かやりきること」で得られることはものすごく大きい!ということ。そしてここ数回アップしているこの開業日記を見て、自分のこれからを考えてる・・・というメッセージや、この先の人生を考えたいから、話したい!という個人セッションの依頼が増えてきてる。そういう人たちには私がこの心の七転八倒の中での気づいたこと、人生の羅針盤となるはずの色んな情報を手渡してる。

この前、アドバイスもらってる友達から「自分は人から、何て褒められるのがうれしいか?」というのを聞かれた。そこを考えるのはとても大事なことだと。この製品を発表して、人に手渡った時に何て言われると嬉しい?また、もっと広げて自分の活動を見た人に、何て褒められるのが嬉しいか?

ここはひとつ、きれいごと抜きで考えて欲しい。とにかく「すごい」って言われるのが嬉しい人、「偉いね」って言われるのが嬉しい人・・・逆に、言われると居心地の悪さを感じる言葉は?・・・。自分が受けて嬉しい賞賛の言葉に、実は色々なヒントが隠されている。

オンラインショップにしても、今までの私だったら、店も「出来上がったら何となくオープンさせとこ」くらいの感じで成り行き任せにしていただろう。そして、周りを巻き込むのも面倒で、自分の考えの及ぶ範囲で作れるものを並べて、後付けのコンセプトを何となくつけて、特にお店にアクセスしてくれる人の分析もしないまま、見切り発車をしては自然消滅させていただろう。

ちょっとだけ手先が器用な人が作る「何か」は、「家庭科で作ったもの」のベースの域を出ないということも指摘された。いててててて!(笑)ほんと、その通りだよ。「えー、これいいね!」って思われるもの。そしてそれを手に取った人が楽しい気分になるもの。私はそういうものが作りたいし、売って行きたい。そんなものを生み出すのに足りないパーツを、今大急ぎで模索しながら手を動かしているところ。

そんな幅広い心の揺れを体感しながら、11/20に発表する第一弾の製品は、たった一つ。(笑)そして、刺さる人にしか刺さらない、非常にニッチな世界に行きます。色んな人の助けを得ながらパズルがはまっていく。物を通して繋がれる新しい世界にもうワクワクとしている。