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ショップ開業日記:コンフォート・ゾーンを抜けるってどんなこと?

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中途半端なことしかやって来なかった自分が、やり散らかして宙ぶらりんになっている事を1つ形にするべく、奮闘している日記。

この記事もぜひ読んでみてください。

たびたび出てくる、この「コンフォート・ゾーン抜け」に関して、昨今周りの人たちともすごく話してる。現在進行形の、リアルな実感に基づいたことを書いてみたい。

それは字の如く「自分にとって居心地のいい場所」。まあまあ、毎日暮らしていて楽しい。何とか生活も成り立っている。

でも何か「こうでありたい自分」に対して、我慢したりフラストレーション溜めてる事もあるだろう。

例えば、一番多いのは「お金が足りない」だと思う。もっと日々日々入ってくるお金があれば、こんな事も出来るのに…あんな場所にも行けるのに…とか。

でも大概は、今入ってきている収入を調整して我慢を重ね、その中で出来る範囲のことで満足しようとするよね。

でも、これって仕方のない事でもある。だって、日本人の90%弱の人は会社員だから。

毎月のサラリーの中で、やりくりする…そのサラリーを少しでも大きくするように、安定させられるように…と言う事に目を向けて、何なら子どもの頃から努力する。頑張っていたら、とりあえず死ぬまで安泰、と言うミラクルな時期も、日本にはかつてあったから。

でも本当は、お金が足りなければ自分で稼げば良い。そして使えば良い。外の世界、特に自分が信用している人や自分がいいなと思うものを作ってる人にお金を払って、回していけば良い。

これは、脱サラして何かを当てて南の島で豪遊…ってイメージじゃないよ。もしくは、老後の資金に◯◯千万必要だからそれを貯めようって話でもない。

私は今年4月の始めに、コロナを理由に勤めていた研修会社から解雇になった。金沢が本社のその会社が手がける全国の対面研修が全てキャンセルになり、支店である東京オフィスを縮小することは、経営判断的には理解出来る。

でも、その時にはっきり思った。もう、人の都合でどうにでもなる、人の会社で働くのはやめよう、と。そして、自分とお客さんが直接やりとりして行く仕事にシフトしようと。

話を戻すと、ある人はお金の心配は全く無いけど(ほとんどそんな人はいないと思うが)毎日の生活の中で、何かと気持ちがアップダウンすることはあるだろう。例えば、人間関係とか。

お金と人間関係。この二つは人生を生きる中での最も大きいポイントだ。色々不満がありながらも、なかなか変えられない。変えられない理由ばかりが頭に浮かび、口をついて出てくる。

でも、それって不満を言いながらも自分にとっての「慣れ親しんだ、居心地のいい状態」なんだよねぇ…。だって、そこから脱却するのは、誰しも怖いもの。

でもそこを抜ける時に、痛みや恐れ、不安が大きいほど、次の展開が予想もしないくらい広がってるんだと言う気がしてる。そして広がりと共に「なーんだ、こんなことだったんだ!」って言う軽みが感じられるんだろう。

そして、大きいマインドの部分だけじゃなくて物を手で作る詳細の中にも、思考のコンフォートなゾーンを抜けなければ新しいものが作れない…という同じ仕組みがあるんだよなぁー。

私のコンフォート・ゾーンの一つは「好きな素材を使って身の回りのものを作り、見える範囲に届ける」と言う事だった。

もちろん、それでも良いんだよ?でも、ずっとずっと「ちゃんと売れるものを作りなよ」と言われ続けていた。売れるものって、何ぞや?我流でやってきたのでまずは自信が無い。

でも手を動かしている時は、大変でありつつも楽しい。時間を忘れる。その「時間を忘れる」ことに、これからの時間を費やして仕事にしていきたい。

また、その初動で湧き上がる気持ちを乗り越えた上でも今やってることをどうやってビジネスとして載せるのか?という細かい計画、商品開発の仕方が分からない。

整理して考えたら、私の「出来ないこと」がずらずら出てくる。でもそこで「出来ること」もあぶり出して行くのが大事、と言うのが分かった。大抵「自分には無理」って思いたい力が働くからね。それはコンフォートなゾーンにピューっと戻ることに他ならない。

これは「今いる場所で咲きなさい」「足るを知る」みたいなこととは、また全然別の話だから、ザクッと分けて考える必要がある。

そして、このコンフォート・ゾーン抜けは、色んな人の力を借りつつも、自分自身が考えて、腹を括ってエイっ!て越えなければ、誰かが代わりにはやってくれない。丸投げ出来ないの。

そんな事を考えつつ、手を動かしつつ、今日ももがいてます(笑)