種を継いでいく
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念願の畑
種を継いでいくために始めたという場所
在来種を種から育て 手をかけた作物が
土地の土に馴染んで 豊かに実っていた
そこに行き着くまでに何年もかかり
試行錯誤する苦労と想い
どのお話も貴重だ
そして これも念願の縄綯い
様々な色の稲藁 古代種の紫色まで
何十年もやっていなかったが
父と除夜の鐘の手綱を
紅白の晒で綯った手が覚えている
縄を扱っていく手は祈りの形
何種類もの豆に かぼちゃにおくら
どれも元々の種が渡って来た道が見える物
収穫をほんの少し手伝ったのち
畑で取れたばかりの豆を茹でてくださり
心尽くしのお弁当を頂く贅沢
三つ目の念願であった
かわいい青蛙にもたくさん出会えた
幸せな秋の日