声の不思議

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年に一度、ゆるゆるライブ活動を続けて来たアマチュア・バンドがかれこれ28年目になる。

年一と言っても、ここ数年はメンバーにもそれぞれ人生の荒波が押し寄せ、とどめはコロナショック…と言うことで、単独ライブはもう3年もお預けになっている。

今年に入ってからリハやライブ日程を2度ほど延期するも、狭いスタジオに何人もでこもり音を出すなんて夢のまた夢、というニューノーマルな生活になってしまった。

世界中のバンドが、それぞれオンラインで演奏を発表するのを横目に、私たち(女3人で歌ってる)は、サンプル音源を録画しては頓挫…という状態で、まだ完成形をアップするには至らない。

まぁ、そのうち急にオンラインデビューすると思います。その時はどうぞ生ぬるく見守ってね😆

さて、このお休み期間。寄る年波を少しでもいー感じに変換していくべく、それぞれ新しい先生を探してボイトレを始めた。

私は、お試しで4人レッスンを受けさせてもらった後、いまのT先生にたどり着いた。

T先生はもちろん私よりもだいぶ若者ではあるが、何だかウマが合う。そして私が長年課題として持っていた部分をピンポイントに探り当て、限られた時間の中でかなりの成果が出るようにレッスンをつけてくれる。

彼女の言った通りに出来ると、明らかに声が違うところから出る。声帯や鼻腔も、こんなに意識しないうちに緩んでいたのか!何か恐ろしいわ!それを毎回気づかせてくれて、ちゃんと日々の鍛え方まで教えてくれる。T先生、キャッキャと楽しく笑いながらもプロの技である。

今日は、引っ越しで延び延びになっていた久々のレッスンだった。今のボイトレは、私たちが何十年も前にデフォルトとして習っていた「ちょっと体育会系」のものとは全く違う。言わば科学的根拠に基づいた、変な精神論も無駄もないトレーニング。すごく納得出来るし、変に体力を使いすぎないのにグイグイ変わっていく感じがとてもいい。

近頃、録画したZOOMの映像などを見て、今まで知らなかった「自分の表情や振る舞い」を見て、ショックを受ける人が多いらしい。

そりゃそう。今までは喋ってる自分の顔や自分の声を、客観的に知る機会はほとんどなかったもんね。

ZOOMなどで自分の姿が画面にずっと写っていると、脳の今まで動いていなかった部分が刺激されて、それが疲れの原因になることも多いそうだ。

例えばボイトレ中も、先生が「今のいいです!」って言っても、自分はポカーンとしてしまうことが多々ある。自分では「外の音」が分からない。でも、あとで録音を聴くと明らかに響きが違う。

へーーー!と思いながら、私は次のレッスンまでその録音を流しながら声を出し、ミシンを踏む。こんな感じで、年を取ってもいい感じに声が出せるようにしておけば、バンド活動再開したときにも楽しく歌えるかな。

自分の声を自分は知らない。自分の顔も自分は知らない。でも、人に認識されてるのは、この全く馴染みのない自分なんだよね。

もうだいぶ慣れて来たけど、自分の声を聞くたびに、まだ不思議に思ってしまう。