森は知っている

森の対話セッション
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今日は、森の対話セッションだった。

どんなものか?というと、家に来ていただいて対面で小一時間話を伺って、そのあとすぐそばの森(低い山?)を一緒に歩きながらさらに話す、というもの。単発でも申し込めるし、3回連続のベーシック個人セッションの中の一つをこれに変更することもできるようにしている。

行き先のコースは2つあって、ひとつはゆるめ。見晴らし台で向かいの山の眺望を楽しめるところ。もうひとつはちょっと心拍数上がるようなところも登るけど頂上から海も望めるちょいハードコース。

今日は、平日都内でのお仕事をしながら、週末は郊外で自然の中のお仕事をされているアウトドアな方だったので、一緒に選んで後者で頂上を目指した。

紫陽花が綺麗な季節ではあるものの、アウトドアアクティビティをするには天気の急変もある時期。今日も歩き始めて10分くらいのところでポツポツと雨が降って来た。が、普段から「雨が降って来たら濡れればいいか」と思っているので、今日も特に雨具とかを持って出てはこなかった。今考えればホストとしてはダメだけれど、だいたい私のところに来てくれる人は似たタイプが多く「どうしよ。戻ります?」って聞いたら「いや、濡れるの歓迎なのでこのまま行きます」とのことだったので、そのまま継続した。

急いで帰れば、一番離れているところからも歩いて30分くらいなのがありがたい。

幸い、最後までザーッと来ることはなかったが、いい感じに濡れた。普通に生活をしている分別ある大人ならこうはあまりならないだろう。私個人は土の匂い、水の匂い、少しひんやりと湿気たこの時期の雨の日が好きだ。そんな雨の中を二人で歩きながら色々なことを話す。カウンセラーとしてはどうかと思うけど、傾聴ももちろんしつつ、具体的なアドバイスや情報提供もかなりする。その中で、向かい合う人が拾う内容はそれぞれ違う。それでいい。

その後、少しぼんやりしてお風呂上がりのような感じで横になったあと、しばらく寝た。たぶん、彼女も同じように雨に何かを流されて空っぽになり、海で泳いだあとのような気だるい夕方をすごしているだろう。

その日の森の様子やお天気は、そこを歩くことを選んだ私たちに一番合った状況を用意してくれるんじゃないかなと思う。

今いる状況から抜けて先に進みたい時、色々なことをやって来たけどどれもが中途半端でこの先どうしよう?とぼんやり途方にくれる時。それぞれの生きる道を「心置きなく爆走する」推進力をつける手前の数歩は、なかなか一人で歩もうと思ってもうまくいかないものだ。

私には、彼女が心から幸せに日々を過ごす絵が見えているけれど、たぶんそれは自分ではまだ見えてこない。

たった10ヶ月前まで、文章での表現そのものができなかった自分。継続することで、今は思ったことがするっと書けるようになったこと。そこをどう抜けたかの話をしたあとに、発信が苦手な彼女が一つのチャレンジをすることを自ら考えて表明してくれた。

ベーシックコースの3回のうち、来月が最後の一回。その間にメッセージのやりとりも随時する。来月また会えるのが楽しみ。

【次回の予約可能日は7月6日以降です】

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