写真展をやりながら形にしていく

SOU SOU KORE KORE スカルス手工芸学校写真展
BLOG

やりたいことが多すぎて、一向に本が進まない。

未知数だった全国行脚の写真展のスタート2ヶ所が無事に終了したので、その経験を次回以降に活かすべく調整をし、再スタートを切る。

なぜ再スタートかといえば、次回12月の大阪からは私たち独自の開催になるからだ。11月の愛知と広島に関しては、デンマークからのスペシャリスト達が行うワークショップに載せていただいた感じだった。想像だにしなかった、素敵な棚ぼた…みたいな。お声がけいただいて本当に恐縮でありつつありがたく、素晴らしい機会であった。

さて、また写真展と自主出版の本の話が混ざりそうになるのだけれども、それは一緒に書いてもいいことにしようと思う。

なぜなら「写真」と「文」というのは共通事項だし、この写真展のために書いた文章はそのまま本に転記してもいいくらいの内容だったから。

写真展で展示する大きめな写真1枚あたり、短目に書いても100文字くらいになってしまったキャプションは、さやちゃんのアイディアで広島の展示から手に取って読める小冊子にすることにした。写真展としつつも、私にとっては文章は同じくらいの比重で大事なものだ。

冊子の案は老眼対策でもあり、時間がない方があとでじっくり反芻できるものであり…私たちそれぞれのURLを埋めたQRコードは名刺代わりでもあり。

こんな時、デザイナーであるさやちゃんと2人で展示をやれることのありがたみを感じる。当たり前だけどプロの仕事は違うなぁと思うし、スカルスにいる時からそのセンスが大好きだったので、何を頼んでもまさに「そうそう!これこれ!」っていうものがあがってくる。あー、ほんとに楽しい!

年明けの鹿児島での展示からは会場が広くなったり、額装した写真の販売をする予定があったり、デンマーク手工芸学校留学にまつわるお話会があったり、はたまたガラスペン画教室も同時開催するなど盛りだくさんになってくる。それに伴って特に重要なのは、展示枚数を増やすことだ。

写真の新たなセレクトと文章。組み写真があってもいいかもしれない…などと、ぐるぐる考える。デンマークへ至る道…も内容の内なので、トルコやバルト三国、イギリスやポーランドでの場面を切り取った内容も入れたいな…などなど…

そして自分の中のSOU SOU KORE KOREを形にし続ける中で、並行して本2冊の構想も浮かんでくる。新たに加わってくるのは「手にとった時の手触り」。特にアートブックの方はやれる限り自分の好きな質感を追求したいと思う。

そのためにまずは早いところ紙とプリントの関係、あとは思い描く表紙が作れるかどうか?を調べて行こうと思う。具体的なステップを踏んで踏んで、来年には形になるかな?

続く。