【SKALS】いよいよ出発まで数日。直前の日々に想うこと

フォルケホイスコーレ 北欧 大人留学 宮城景花 スカルス
BLOG

ちょっとづつ長らく渡航の準備を進めて来たら、あと1週間で出発…というところで何だかお腹いっぱいになっている。

嵐の前の静けさとでも言う雰囲気の、猛暑のせいもあり何かちょっとダレてるよなという感じの。こうなると散々いろいろ用意したにも関わらず空港を出る時に「すわ、パスポートがない!」とか、「(やっとの思いで取得した)ビザの書類どこ!」みたいな重大なことにならないかな?と不安が過ぎる。

何せ今までとったチケットの時間や日付を間違えて飛行機に乗れなかったことが人生で3回ある。何度も確認したはずが、である。

そんな時はe-ticketのQRコードをマシンで読み込んでチェックインするんだけれども「お客様のご予約はまだチェックインできません」とか何とか出る。まだ重大な間違えに気づいていないから「あれ?来るのちょっと早すぎだったかな?」とかのんきに思ったりして。

そしてちょっとお茶を飲んだりして時間をつぶし、またマシンに通すと結果は同じ。どう言うことだ?…とさすがに有人カウンターに行って確認してもらうと「お客様のご予約は本日ではなく、◯月◯日で頂いていますね…」と。

えええええーっ!となるわけだが、もう全てはあとの祭りで、どうしても到着せねばいけない仕事などの場合は定価でのチケット取り直しとなる(号泣)

でもちょっと言い訳をするならば、これはDNAなのかなとも思うのよね…。

子どもが小さかった頃、まだ夫ももりもりと仕事をしていて忙しかったので、先に休みが取れた私がレンタカーを借り、飛行機にも乗せて2人の子を一人でどこにでも連れて行っていた。

ある時、今考えても一番大掛かりな旅行だったがハワイのバケーションレンタル(という一軒家)を取ってしばらく何をするでもなく過ごすか…ということになった。母も来てくれると言うことで、私たちが到着した数日後、母が一人で合流するということになった。

しかしよくよく予定をすり合わせたはずなのに、当日待ち合わせの約束をした場所に現れない。フライトは無事ホノルル空港に着いているはずなので、もしや、移動中に何かあったのでは…と不安になり、各所に確認ののちやはりどこにも姿が見えないのでホノルル空港を捜索してもらう手筈を準備し始めた時ふと「ん?もしかしてフライトを間違えて乗っていないのでは?」と思った。

まさかと思いつつ自宅に電話してみたところ「どしたのー、寝てたよー。明日いくねえ〜」とか呑気に言っている。日にちを1日間違えていた。

その他にも私の場合数字という数字を間違える。方角をことごとく間違える、場所も勘違いしているというのもよくあって、最近ではよくバンドの集まりでミスっている。この前は「景花ちゃんのサザエさんっぷりには恐れ入る」と呆れたように言われた。そこでまたふと古い記憶が蘇った。「母もよーく、人からサザエサザエと言われていたなあ…」と。二世代に渡って「おっちょこちょいの代名詞」として君臨するサザエさんに畏怖の念すら覚えたりして…

そんなわけで、一人旅の場合は行動中迷惑かかるのは自分だけなので問題発生時には一人で全力で解決にあたればいい(あたるしかない)というのがあるが、今回はひょんなことで発生した「バルト三国北上旅」に、日本からジョインしに来てくれる友達がいるのでよくよく気をつけねばならない。

今はLINEやメッセンジャーで何でも文字と画像のやりとりは出来るものの「さすがにちょっと軽く打ち合わせしとこうか」と言うことになって、昨日ZOOMを繋いだ。

彼女とはもう25年来の付き合いなので何となくの趣味趣向があっていて想像が着くし、自立した方なので気が楽だ。オンラインで小一時間話す中で決めたことは「待ち合わせは泊まる宿で」ってことと「石畳多いらしくて移動も多く、結構歩くだろうから荷物はガラガラ引っ張るやつじゃなくて背負えるもの」ってことだけだった。綺麗な景色をみてリーズナブルで美味しいものを一緒に食べて、手工芸にまつわる色々を見たり体験したりする。あとは野となれ山となれ。

薄らと「何か、忘れてないよね?」って懸念を持ったまま日々を過ごすのも飽きてきたので、そろそろ出発したくなってきた。でもそうなると、行くと決めたのは自分のはずなのに、5ヶ月間家族や猫や友だちに会えなかったり、お風呂に浸かったり米なし生活になるのが寂しくなってきた(勝手)

そう、今回5ヶ月日本を離れるにあたって多くの友人たちがメッセージくれたりお餞別をくれたり、壮行会してくれたりしたの、ほんとにありがたくジーンと来ました。不謹慎ながらこんなに惜しんでもらえるなんて、生きてるうちにお葬式やったみたいだな…なんて思って、いい経験したな、なんて思ってしまった。

そんなわけで日本で過ごす今年の日々もあとわずか。ジリジリとやけつくような夏を楽しみながら健康に留意し、注意に注意を重ねて(ほんとか)準備のラストスパートをかけて行きたいと思います。