夢は夜ひらく
ねー、見てみて、このバッグ。
真ん中は・・・それなりの年代の方ならお分かりの、藤圭子さんをモチーフにしたイラスト(宇多田ヒカル母)。そして、周りにあふれんばかりの光と咲き乱れるケシの花。私の大好きな蜂も、宝石(ダイヤモンドかな)も配されている。
これは、私の古い友人、Kaorissimaが新発売したトートバッグ。実物を手に取って、すごいなと思った。少なからずモノづくりをしてきたものとしては、この特別色オンパレードの印刷が、どれだけ贅沢なものか分かる。
Kaorissimaは、学生時代同じ学部にいた友人。ノー天気で、クレイジーで、今ではあり得ないえげつないことも多々あった時代に、一緒の空間で時間を過ごした仲間だ。
同じ学部で、ワイワイとした輪の中で一緒に遊んではいたものの、覚えてる限り二人でものすごく密に過ごした記憶がないし「友達と同じクラス」くらいの関係性だったと思う。
10年くらい前かな。Facebookに我々世代が多く登録するようになって、Kaorissimaとも再び繋がりが出来た。あの頃の仲間が、とりあえず元気でいてくれて、また連絡が取れるようになったというのは嬉しいものだった。
ほどなくして、2011年。
あの、東日本大震災が起こり、生まれ育ちが鎌倉の彼女は、地元のお寺の若い住職さんたちと様々な活動をし始めた。その中で「みんなで写経をやる」というイベントがあった。なぜだかずっと「写経がやりたい」と思っていたし、数十年ぶりに、彼女にも会いたいなと思って、私はその会に申し込み、久方ぶりの再会を果たした。
その後・・・なんだか知らないけど、お互いに人生の荒波にもまれるような時期を過ごした。9年経つのか・・・マジで色々あった。
驚いたのは、再会した当初はモノづくりをやっていなかった彼女が急にアクセサリー作りを始めるようになり、ヨーロッパに渡って材料を買い付けてあっという間に人気を博したこと。そして手掛ける製品はどんどん世界中に広がっていき、最近では複数のブランドで多岐にわたる品物を世に出している。
単なる「やり手」ではない。もちろん類をみないセンスと洞察、人気の品物は相当なエネルギーをかけた賜物ではあるが、その一つ一つが、何かの啓示みたいなもので動いている。私がいま、セッションの1つで使っている「マリア・グリッド」しかり。
独自の視点で世の中、世界、はたまた地球、宇宙を見ている彼女。たびたびブログをシェアするので、私のところで目にしてそこから読者になった方も多いと聞く。そんな彼女は私にたびたび、スパッとした耳の痛いアドバイスを投げかけてくれる人であり、心をザワザワさせてくれる人。この年になるとそういう友人は本当に数少なくなるから、ありがたくもあり、相変わらずドキドキする存在だ。
「何となく動きたい」から始まり、「神奈川県」という大きなくくりの中で、転居先を探していたにも関わらず、見つかった家は、彼女の実家からほど近い。そして、こんなシンクロもバンバン起きる。これはもう、流れに乗るしかないってやつ。
そんな彼女の新しいブランド「夢ハ夜ヒラク」の製品は、これからまだまだたくさんのラインナップがそろっていくらしい。
寝ている間に、私たちの魂は旅をしている、というのは良く聞くこと。
何の縛りもない魂が、どこに行きたいのか?それを思考や感情が邪魔したら、自分がかわいそうだよね。
あなたの夢は、夜ひらく。
稀代の歌姫が天に帰ってちょうど7年の今日発売された、私たちの夢を簡単に開かせてくれる品物の数々を載せようと思う。
ステマじゃないよ。バスソルトとか、ほんっといいから(笑)
発売記念で福袋もあるみたい。心から、おすすめです。