人間らしい生活って?
今まで何が苦手って、早起きが相当苦手だった。
宵っ張りの朝寝坊。さすがに最近はそんなに遅くなることはなかったけど、夜中2時頃まであれやこれやダラダラ遊んだりしていて、朝は一度起きても二度寝して9時10時になることも多々。
特に、今年4月8日に通勤してた会社をコロナ解雇されてからというもの、頭がぐるぐる回り始めるのは決まっててっぺんすぎてから。そして起きて意識がはっきりしてくる頃にはもうお昼、っていう生活だった。
そんなマイライフだったのに、奇跡が起きた。今月引っ越した翌日から、朝5時と言ったら目が覚める。最初はカーテンがついていないからかな?とか、ものすごく暑くて汗だくになって目が覚めるからかな?と思ってたけどどうやら違う。
遅くても6時には目が覚めて、割とすっきり活動し始め、庭の植物に水を上げちゃったり、マリア・グリッドの100日グラウンディングをしたり、など・・・え。なんか健康的?そして、3日に1回くらいは、裏の小山を登ったり、海にちゃーっと自転車を走らせて、海面に浮かんだり、ちょっと泳いだりして。帰りにコーヒー飲んで帰ってきてもまだ9時前とか。
引っ越すことを決めた時、そういう生活に憧れていたわけじゃないし、頭で「もっと人間らしい生活したいな」と思っていたわけじゃないのにな・・・これって、何というか、幸運というしか言いようがないなー。
下町気質の強い土地で生まれ育った私は、正直「自然」というものに対する憧れが全くないまま大人になった。家族でアウトドアな遊びをするわけでもなく、小学生の頃は肥満児だったので学校行事の「山登り」の意味が全く分からなくて、とてもとても苦痛だった。
小さい頃からやたら感触に敏感で、海は砂のじゃりじゃりとか海水のべたべたが嫌だったし、たまにゴミが浮いてる海に入るのか・・・と思うと最初から気が重かった。(高度成長期の余波が残る当時の湘南の方が、今よりも汚染されていた)
それがここ数年、街中でも「緑」や「空」を求めるようになった。友達に誘われてちょっとした山に登る機会があったり、海に行く予定が出来ると楽しみで仕方ない。へー・・年を取るってこういうものかぁという感慨がありつつ、出張のついでに自然の深いところに泊まったり森の中の温泉に行くことで、自分の中の「自然欲」を満たしていた。
今朝、私の好きな経営者レオス・キャピタルワークス社長の藤野英人さんの投稿を読んで、あの大投資家、90歳になったウォーレン・バフェットが、地元であるアメリカのネブラスカ州オマハに住み続けながら業務に当たっているということを知った。
コロナをひとつのきっかけにわたしは今は逗子にいます。海と空がきれいなところです。ただ東京と逗子、ニューヨークとオマハ、というと逗子でもまだまだ都会すぎるかもしれません。どこで働きどう暮らすのか。90歳まで現役でいるには重要な視点です。ドローンファンドの千葉さんが由比ヶ浜、Zホールディングスの川辺さんが館山にベースがあるというのも示唆的です。そしてリモートワークをしている川辺さんが海外のIR専門誌でベストCEOに選ばれているというのも時代の変化を感じます。
あとはそこまで長生きして現役で何にこだわるか、ということでしょう。そこには天職とか天命のようなものがないと続けることができません。このことを話すと私は早く稼いで引退したいので90歳まで働くとかムリとか言われたりしますが、お金という意味では私はいつでも引退できます。お金が目的で仕事をしているとおそらくお金を得ることができないかお金を得てもいつまでも満足できないことになるでしょう。お金が人生の目的や稼ぐ目的でなくなったときに、本当にどう生きるかがさらに問われるようになります。
藤野英人さんのFacebook 8/29の投稿より
「何となく動きたくなった」でここまで来た引っ越しだったけど、そこまで想定していなかった「自然」の恵みを今存分に受けている。そして体調が整っていくのを感じてる。ちょっとづつ慣れて行って、便利なものが一個づつ無くなっても大丈夫なようにいつかなるのかな?段々、別のところにも住んでみたくなるかもしれない。
昨日は「自然」と思い浮かべると、涙が出てきそうになるという友達が寄ってくれた。彼女も転居先を探している途中。探す中で、懸案だった家族の事柄がひとつづつ消えていき、当初湘南近辺で探していたのが今は「全国どこでもいい」という状況になっているという。
彼女は数か月前に私のマリアグリッドのセッションを受けてくれたんだけど、そう、とにかく動き出すと必要なことも変化していくよね。自分の事はよくわかんないけど、人のことは良くわかる。今の彼女たちにぴったりの場所が見つかりますように😊