母の手、娘の手。3 mani

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「ここ乗り越えたい。でも苦手だ」ってことに着手している。

思えばここまで色んな人のサポートや、元あるものをちょっとアレンジするようなことをずっとやってきた。

どちらかと言えば、それは得意だ。人と人を繋いだり人とものを繋いだり・・・というようなことを仕事にしてはどうか?という案も提案されたことがあって「宮城糊店」という名前を友人に付けてもらい、お繋ぎ業務も、個人相談の一環で行ったりしている。

しかしながら、物事をゼロから何かを考えることがめっぽう苦手。アイディアもほとんど降りてこないし、がんばって考えることもしてきていない。でも人の手から作られたものが、直接買ってくれた人に手渡ることはいいなって思っていた。

私は、好きな人が作ったものを積極的に買う。作った人のエネルギーが残るものは心地よい。自分の手で作るものも、ちゃんと世の中に出していきたい・・・自分で考えて作ったものを喜んでくれる人がいて、お金が回って、それをまた何かに還元できたらいいな。

しかし、物事がその段にいくと足がすくんでしまう。日常的には自分や家族が使うものを作ったところで、気が済んでしまう。自分が作ったものをブランディングするのが苦手だ。たまに自分の周りにも広げてみるものの、続いてはいかない。

あれー。人のキャリアカウンセリングをしているときは「ここだよ、ここ!」っていうのが分かってアドバイスするのに、自分のことになるとなぜ出来ない?そう、整理してみると、メンタル面のハードル乗り越えの次に、ビジネスの実務ってものが分かっていない。

ここのところ周りを見ていると、本当に色々やれるのに「いや、自分なんて・・・」とおっしゃる方が多くいる。とてももったいないな、と思っている。「なるほど、生きづらいのはこういうことだったのか」という色々な気づきの次には、ほんとになりたい自分になるためのアクションが踏めたらいいのに、と思う。今や、わずかな経費で何でも始められる時代なんだよ。

そんなわけで、私が今取り組んでいるのは、母・私・娘の手によって生み出されたものを世に送りだすプロジェクト「3 mani」(3つの手)。

誰しもがその人の根底に持っている「母と自分」というテーマでもある。

存命している、していないにかかわらず、自分の人生が終わりを迎える前に「母」という存在と向き合って、一つの答えのようなもの、心の底から腹落ちできる状態に至れたらどんなにいいだろうか。

そんなことも発信していけたらと。居心地の良い、なじみのある場所からエイっと抜ける時。モガモガと自分内でもがきながら痛みも伴いつつ前に進んで行く。コンフォートゾーン抜けに続く、コンフォートゾーン抜け。一個クリアしたらまたもう一個出てくるんだよ。

ただただ、Keep on going。まずは形にしてみなければ、何にも始まらない。