くだらないの中に

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この週末は毎年、FUJI ROCK FESTIVALが行われていたんだ。YouTubeで、この3日間は過去のアーカイブ動画を流していたみたい。

昨日の昼間、友達から「清志郎のステージもやってるよ」ってメッセージが来た。そうか、そうだよね。Mr. FUJI ROCKだったもんね。

清志郎のステージは、RCもソロもたくさん観たけれど、フェスではとうとう観ることができなかったな。

FUJI ROCKが始まって日本でもフェス文化が盛り上がり始めた頃、私たちはちょうど子育て期の真っ最中で、その流れに乗ることができなかった。

今でこそ「子どもも一緒に楽しめるフェス」がいくつもあるけど、どちらかというとその頃は、ものすごく外に向かって仕事をしている時期で、それまでに無かった「子どもと一緒に楽しめる場を作る」側の活動をしてた。

mother dictionaryというコンテンツのお手伝いをしていたり、その流れで高橋幸宏さんがキュレーターをつとめたWORLD HAPPINESSも、出店側のスタッフとして働いていた。

フェスの日は子どもを一緒に連れて行って、小さな手も借りながら仕事をし、音楽はついでに耳に入れるくらいの・・・。ちょうどサカナクションが出始めた頃だったな。そんな想い出も懐かしいけれど。

FUJI ROCKに前夜祭から4日間、テントを張って参戦するようになったのは結構最近のことだ。音楽漬けの数日間を山の中で過ごす贅沢。それでなくても、ひとつひとつチケットを取るのが難しいような様々なアーティストの音楽を好きなだけつまみ食いできる色んなフェスが本当に楽しくて、大いに楽しませてもらっていた。

いつかのFUJI ROCKで、星野源のステージを観た。その時はそんなに大好き、という程では無かったけど、ある曲の弾き語りをぼんやり聞いていたら、涙が出てきた。

髪の毛のにおいをかぎ合って
「くさいな」ってふざけあったり
くだらないの中に 愛が
人は 笑うように生きる


何か、こう書くととてもエモーショナルに見えてしまうけど、そんな真面目な話ではなく。自然がいっぱいの、自分にとっては非日常の中で、都会でのバタバタしたギリギリの毎日を思い出したことで、ふと、圧倒的ありがたみが湧き上がってきた感じだった。

くだらないことで笑う毎日こそが、人生じゃん。

変わらず来ると思ったフェスの夏も、今年は来なかった。全てがそう。だからどうかどうか、今日もうんざりするような月曜日かもしれないけど、1個でも好きなことやって悔いなく。

朝起きたら、友達からこのリンクだけがペロッと送られてきてた。朝から全編みちゃったよ。大笑い。私の今日イチは、イボ痔のやつ(笑)

https://youtu.be/1RZUELBufsU

やっぱり、くだらないって素晴らしい。